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2017年04月03日

そもそも塩分はとりすぎになりにくい

 そもそも塩分というのは、とりすぎることはないのです。なぜなら、いろいろな味の中で、一番命に関わる味だからです。
 塩分が少なすぎれば食事はちっともおいしく感じませんし、多すぎれば今度は体が受け付けません。


 かつて私は、そば農家に招待されて、数人で手打ちのそばをご馳走になったことがあります。すると、その農家の方は、自分のそばに非常な自信がある人で、出てきたそばちょこを見ると、ただの水。水につけてそばを食べるという、いわゆる水そばだったのです。
 確かに、そばの風味を逃がさないのですが、はっきり言ってうまくありません。同行の人たちも、「風味がいい。そばの味がわかる」などと言っていましたが、内心はそうではなかったのでしょう。正直な奥さんが、「すみません。醤油貸してもらえませんか」と言ったときのみんなのほっとした表情は忘れられません。
 塩分が少ない食事は、まさに味気ないのです。スープに塩分が入っていないラーメンなんて、とても食べられたものではありません。
 一方、塩分が濃すぎても体が受け付けません。たとえば、ちょうどよい味の味噌汁に、さらに食塩を小さじ一杯入れたら、どうでしょうか。とても飲めたものではありません。これが、甘すぎたり、油っぼかったり、酸っぱすぎたりというのは、なんとか食べられますが、塩味はそうはいきません。
 塩分濃度というのは、直接命にかかわるものですから、味覚に深くかかわっているのです。ですから、味覚に異常をきたしているといった特殊な病気でない限り、そう簡単に塩分過剰にはならないのです。  


Posted by wing101 at 13:38NEWS

2017年04月01日

「塩分は体に悪い」勘違いの健康常識

「和食はいいけれど、塩分が多すぎるから体に悪い」と言う人がいます。
 しかし、それはおかしな話です。
極端なことを言えば、塩分に欠ける食事は本当の和食ではありません。
 塩分と和食とは切っても切れない関係にあるのです。
 日本の夏は気温も湿度も高く、放っておくと食べ物がすぐに腐敗して食中毒を起こしゃすい環境です。そこで、腐る前に発酵させて保存性を高めようとしたのが日本人の素晴らしい知恵でした。


 発酵には塩が欠かせません。アルコールや納豆以外は、ほとんどすべてが塩を必要としています。しかも、日本は周囲の海から塩がいくらでもとれます。そうした自然の恵みによって、和食は発展してきたのです。
 たとえば、畑で収穫した野菜を、水をはった樽に入れておいただけでは、すぐに腐ってしまいます。しかし、そこに塩を入れることで発酵がはじまり、長期の保存ができるようになります。味も深くなり、栄養価も高まっていくのですから、一石二鳥いや三鳥といってよいでしょう。
 しかも、海の水からとった本来の塩は、マグネシウムや亜鉛、鉄分などが含まれており、ほかの食品ではとりにくい微量元素が摂取できるという長所があるのです。
 そもそも、塩分は本当に体に悪いのでしょうか。塩分は高血圧を招くという考えが、かなり以前から言われてきましたが、それは必ずしも正しくはありません。健康な人にとって、少しぐらい多く塩分をとっても、それほど血圧には関係ないのです。
 あらかじめお断りしておきますが、心臓や腎臓に疾患のある人など、病気が原因で塩分をとってはいけない人はいます。そうした例外を取り上げて、健康な人も塩分をとらないほうがいいと一般化してしまうのは、誤った情報と言うしかありません。
 それを言ったら、アレルギーのために小麦やそばを食べてはいけない人もいますし、タンパク貿の摂取を厳しく制限されている方もいます。「塩分は体に悪い」というのは、そうした例外を持ち出して、一般の人に「小麦やそばは体に悪い」「タンパク質はとらないほうがいい」と言うようなものです。
 ですから、とくに病気のある人以外は、ほとんど気にしなくてもいいというのが結論です。最近の研究では、食塩の摂取と血圧の上昇は必ずしも関係していないということがわかってきました。
 人間には、血圧が塩分に敏感に反応するタイプ(食塩感受性)と、そうでないタイプに分かれ、日本人の場合、前者の割合は約2割と言われています。ということは、多くの人の場合、塩分を減らしても血圧には関係ないということになるわけです。
 もち.ろん、食塩感受性のタイプの人は、塩分のとりすぎに注意をしたほうがいいでしょうが、それを一律に全員に当てはめるのは科学的ではありません。これまでのように、全員に減塩をすすめるのは意味がなく、必要な人に絞って注意を促すべきでしょう。

夜食の時間に夕食をとっている現代人  


Posted by wing101 at 18:51NEWS

2017年03月24日

長生きしたいならたまには亭主も自分でつくれ

 いつも奥さんに食事をつくつてもらっている男性も、一度じっくり考えてほしいことがあります。
 食事メニューを奥さんに頼りきっている人も多いでしょうが、はたして本当にそれでよいのでしょうか。


 たとえば、奥さんが昼にこってり系のラーメンを食べたとしましょう。そうしたら、夜は自然とさっぱりとした料理をつくります。逆に、昼間に何か用事があって食べる時間がなく、夕食前にお腹がペコペコになっていたら、今度はかなりボリュームのある油ギトギトの料理をつくるでしょう。
 つまり、夕食のメニューは奥さんの事情しだいなのです。奥さんが自分自身の体の声を聞いて、無意識のうちに今の自分に一番適した食事をつくるわけです。
 一方、旦那さんは昼がこってりした中華料理だったとしても、奥さんはその体の声を聞くわけにはいきません。あくまでも奥さん自身の体の声を聞いてつくるわけです。そうすると、旦那さんにとっては夜はさっぱりとした食事にしたいのに、奥さんの都合によってまたもや油ギトギトのメニューになる可能性もあるわけです。
 昔のように、夫婦で農業や自営業をしていれば、同じものを食べていますから、昼と夜とでバランスがとれる食事になりますが、現在ではそれができないのです。昼と夜とでアンバランスな食事をしていたら、旦那さんは生活習慣病一直線です。
 では、そうした問題を解決するにはどうしたらよいでしょうか。
 私は、男も自分で食事をつくるべきだと思います。毎日でなくてもよいので、ときどきは奥さんを休ませて、自分の食事くらい自分でつくるのです。
 そもそも、夜遅くに食べるのですから、こったおかずは必要ありません。冷蔵庫にある漬物や佃煮などの常備食を活用して、あとはせいぜい刺身か焼き魚程度で十分。刺身なら手はかかりませんし、焼き魚くらいは誰でもできるでしょう。
 奥さんも料理をつくる手間が減って喜び、旦那さん自身の健康にもプラスですから、まさに一挙両得。長生きしたければ、男も食事は自分でつくるべきです。  


Posted by wing101 at 11:23NEWS

2017年03月23日

子どもの顔を見て夕食をつくらない

 小中学生くらいの子どものいる家庭で、専業主婦の奥さんが食事をつくり、帰りの遅い旦那さんを待っているというケースも多いでしょう。
 その場合、結論から言えば、子どもが喜ぶメニューではなく旦那さんや奥さんのための食事をつくるべきです。


 とにかく子どもというのは炭水化物が大好きです。それにプラスして甘くする、油にすると子どもはさらに喜びます。だから子どもはコロッケや焼きそばが大好きなのです。
 しかし子どもが夜6~7時に食べるならたまにはいいとはいえ、夜遅くにこのようなメニューを大人が食べてはいけません。だから、ごはんとみそ汁と野菜料理と魚料理という夫婦にとっていい食事を考えて、子どもにはごはんをおかわりしてもらうというのが家庭の本来の食事でしょう。
 ただ現実には、中学生くらいの男の子がいる場合は、魚料理がコロッケやトンカツになってしまう日もあると思います。これを旦那さんが夜遅くに食べなければいい話なのです。
 たとえば子どもにはコロッケをつくつたけど、旦那さんには夜遅くにコロッケを食べさせるわけにはいかないから、お刺身を数切れ用意する。一品くらい変えるだけでいい。ごはんとみそ汁という基本があるからこそできる両立法です。
 では、そうした場合、奥さんの食事はどうしたらよいでしょうか。子どもとの会話、夫との会話も大切にしようとしたら、まるまる二食を食べることになってしまいます。
 それには、「子どもとは主食を付き合い、旦那さんとはおかずを付き合え」ということです。つまり、ご飯やうどんなどの主食は、子どもと一緒
に早い時間に食べておくのです。そして、夜遅くは旦那さんに付き合っておかずだけを食べるのです。家庭円満と奥さんの健康を両立させるいい方法だと思います。
 このとき、奥さんがアルコールを飲める人ならば、話は簡単。主食がなくても夫婦で一緒におかずを食べながら会話ができます。
 いずれにしても、帰りの遅い旦那さんには、夕方に会社でおにぎりか海苔巻きでも食べてもらって、油ギトギトの食事を欲しない胃袋にしておくようアドバイスも忘れずに。  


Posted by wing101 at 11:04NEWS

2017年03月22日

油っぽいつまみを避ける工夫

  ビール党にとって、油っぼいつまみを避けるにはどうすればよいでしょうか。
 一つは、「ビールは最初の一杯だけにして、もっと飲みたいときは焼酎にする」。
  こうすれば、大食いも油攻めも避けられます。


 アルコールの種類によってつまみが変わるという発想は、あまり持っていない人が多いでしょう。
 しかし、毎日晩酌をしている人は、少しずつでも油ものをとっているうちに、一年トータルで相当の油の量になるはずです。おそらく、毎日ビールの人と、毎日焼酎の人の一年間のつまみを調べたら、すさまじい油の差になることでしょう。
 とはいえ、アルコールの好みはなかなか変えられるものではありません。そこで二つ目の解決法として、「飲むためのつまみと思わないで、晩ご飯のおかずと思うものを選ぶ」ことが挙げられます。
 「やはりビールを飲みたい」という人には、意識してつまみから油を排除するのです。
 たとえば、さきほども書いたように、野菜と魚を中心にして、野菜の煮物、あえ物、おひたし、刺身や焼き魚を、帰りにスーパーやコンビニで買ってくるのです。
 いわゆる「常備食」で飲むことをおすすめします。
 常備食とは、漬物、佃煮、煮豆、海苔など、保存のきく食品のこと。朝食をとるときにも、ビールのおつまみにも常備食ほど便利で健康にいいものはありません。
 野菜炒めのような料理をつくる余裕があったら、常備食を買ってきて冷蔵庫に備えておくことをおすすめします。
 ときには、自炊で多少の炒めものをつくるのは仕方ないにしても、フライやから揚げのような油たっぷりのつまみは危険。
 ビールを飲むと油ものが欲しくなりますが、さすがに夜中に油をとってはいけません。  


Posted by wing101 at 11:00NEWS

2017年03月21日

カタカナのお酒は油のつまみを呼ぶ

 ビールを飲むと揚げ物のような油を使ったものが食べたくなります。
 興味深いことに、ビールやワイン、ウイスキー、ブランデーといったカタカナのお酒は、油っぽいつまみと相性がいいのです。
 とくに、食事といっしょに飲むビールとワインには、その傾向が強くあります。


 たとえば、ビールを飲むと食べたくなるのが、唐揚げ、餃子、フライドポテト、ピザといったたぐい。意識してそうした食品を避けようとしない限り、すぐに油まみれになってしまいます。
 ワインの場合でも、チーズのような乳脂肪がよく合います。また、刺身のままで食べればいいのに、ワインと一緒に食べるとなると、オリーブオイ
ルをかけてカルバッチョやマリネにしたほうがよく合うのです。
 また、中華料理のように油っぽい料理を食べるときは、ふだんは日本酒党の人もビールを欲しがります。お好み焼き、焼きそばとなるとさらにビールがぴったり。
 要するに、ビールと油は相性がいいのです。
 その点、日本酒や焼酎の場合、冷や奴、枝豆、漬物、刺身というように、あまり考えていなくても、油の少ないあっさり系になります。油っぽいものは、せいぜい焼き鳥まで。たまに唐揚げが加わる程度でしょう。
 夜の6時、7時くらいなら、ビールを飲んで油っぼいおつまみ一つ二つとっても文句は言いませんが、10時、11時になると、さすがにやめたほうが身のためです。
 少なくとも、ビールやワインを飲むと油が多くなるということを意識しておくことは大切です。意識しないと、連日、晩酌のおともが揚げ物になってしまうからです。

キッチンの「小物」利用でクイック調理  


Posted by wing101 at 11:00NEWS

2017年03月20日

夜お酒を嗜む人ほど簡単に改善できる

 お酒を飲む人の夜遅い食事はどう考えればよいでしょうか。
 仕事が終わって自宅に帰り、ほっとしたときのアルコールは格別です。
 そして、落ち着いてビールや日本酒を飲み、同時に何か口に入れたいでしょう。


 そういう人も、帰宅が夜遅くなる場合には、やはり夕方におにぎりや海苔巻きのようなでんぷんをとることが前提です。さもないと、夜にお酒を飲みながら、ドカンと食べてしまうことになるからです。
 夕方にでんぷんをとっていれば、夜はひどく空腹になっていることはないでしょうから、家ではお酒プラス軽いつまみだけにします。
 ご飯やうどんのようなでんぷん質は、極力とらないほうがいいでしょう。逆に言えば、夜中に食べなくていいように、逆算して夜六時ごろに食べておくという発想です。
 ところが、ここで問題があります。酒飲みのなかでもビール党の場合、困ったことにビールを飲むと食欲が増してしまうのです。
 そもそもビールは、のどごしと胃袋で味わうというのが基本。日本酒と違って、ちびちびやる人はいません。そして、ビールをガッと飲むと、その勢いのままガッと食べてしまうのです。
 つまり、満腹感が狂ってくるわけです。それが、いわゆる「ビールっ腹」の要因の一つだと私は思っています。
 ビールが好きな人に腹の出ている人が多いのは昔から言われていることですが、ビール自体にたいしたカロリーがあるわけではありません。
 むしろ、ビールが満腹感を狂わせてしまい、それがドカ食いとカロリー過剰をもたらすことによって、ビールっ腹を生み出すのだといえます。

  


Posted by wing101 at 10:40NEWS

2017年03月19日

フライパンで料理するならコンビニのお惣菜にしよう

 忙しい人の夕食については、おかずを思い切ってコンビニの惣菜にするという手があります。
 今やスーパーはもちろん、コンビニでも惣菜を売っているという時代です。


 もちろん、缶詰や冷凍食品も揃っています。やや価格は高めですが、手間を考えれば安いもの。
 業界が、夜型生活に対応して商品を提供しているのですから、それを上手に利用しない手はありません。
 というのも、油を使わないおかずである野菜の煮物、あえ物、おひたし、あるいは、煮魚、焼き魚というのは、結構、手間がかかるからです。家で食事をつくつて待っている人がいればいいのですが、一人暮らしや共働きでは、帰ってからそうしたおかずをつくるのは負担が大きすぎます。
 だからこそ、夕食はフライパンでチャッチャと簡単につくれる肉料理や炒めものになりがちなのです。
 確かに、油を使うと短時間でなんとか食べられる料理ができてしまいます。そこで、健康のために野菜をたくさんとろうと考えて、すぐにできる料理
ということで野菜炒めという人が多いのです。
 しかし、いくら野菜がいいといっても、夜遅くに油をたっぷり使って食べていたのでは意味がありません。
 このように、油に無自覚なまま自炊をすると、食事が油まみれになる可能性が高いので注意が必要です。
 試しに、一週間の夕食のおかずをメモしてみて、油を使ったのがどれだけあるかチェックしてみてください。
 油を使った料理が多いということは、料理がうまくできていない証拠です。そういう人は、惣菜や缶詰や冷凍食品にしてしまいましょう。
 最近は、いわゆるパウチ惣菜、パウチパックに入った惣菜も充実しています。要冷蔵になったものが多いですが、一般の惣菜よりも日持ちがするのがいい点です。
 いまだに健康的な食生活イコール自炊と考えている人が多いようですが、必ずしもそれが理想とは限らない時代になっています。

  


Posted by wing101 at 11:00NEWS

2017年03月18日

忙しい人はこの調味料一つあればいい

 夜遅く自炊をする人に、あると便利な調味料を紹介しましょう。 それは、そばつゆの素(だし醤油)です。


 冷蔵庫に一つ常備しておくと、何かと便利です。夜遅く帰ってきても、これがあればサッと簡単に料理ができあがります。
 とくに、夕食メニューとして推薦したそうめんやお茶漬けに相性がいいのです。
 とくに、そうめんにはうってつけ。つゆはこれを水や湯で薄めるだけでできますし、麺は沸かした湯にバラバラと入れるだけで、あっという間にできあがり。インスタントラーメンよりも早く食べられます。
 あるいは、ご飯が残っていれば、そばつゆを入れておじやのようにしてもいい。卵を落とせば、もう立派な居酒屋メニューになります。
 このように、そばつゆは一つ買っておくと、非常に応用範囲が広い便利なものです。うま味調味料が使われているものもありますが、この際それはいいとしましょう。油や砂糖いっぱいの料理を食べるよりは、はるかに健康的な食事を演出してくれるからです。
 これの味噌版とも言える液体の味噌も便利です。
 忙しい人は、こうした便利な調味料を絶やさずにしておくと、疲れて帰ってきても、楽にそして健康的に自炊ができるようになります。  


Posted by wing101 at 11:00NEWS

2017年03月17日

なぜ東海道五十三次の名物は柔らかいものばかりか

 仕事でくたくたになって家に帰ってきたときは、あまり噛まずに食べられるものがいいのです。
 そのヒントは江戸時代の旅にありました。

 東海道五十三次の宿場の茶店の名物というのは、どれも揃って柔らかいもの、汁気の多いものばかりだということです。
 たとえば東海道の茶店でもっとも多かったのは、豆腐の「味噌田楽」でした。
 豆腐を串に刺して味噌をつけて食べるものです。


 あるいは東海道中最大の難所と言われた箱根にはたくさんの茶店があり、人気があったのは「甘酒」でした。
 現在でも、江戸時代創業の「甘酒茶屋」が営業しています。
 静岡の丸子では、麦飯にとろろをかけて食べる「とろろ汁」が有名です。丸子から先は大きな峠越えが待っています。
 とろろ汁なら、長い坂道を歩いても胃にもたれることはないでしょう。
 愛知県の刈谷では、かつて芋川村というところでつくられた「芋川うどん」という、名物の平たいうどんがありました。
 弥次さん喜多さんの『東海道中膝栗毛』にも登場するほど人気があり、これがなまってのちの「ひもかわうどん」になったと言われています。
 つまり、体が疲れてきたときには胃も疲れるのであって、そうしたときには噛まずに食べられる柔らかいものが求められるのです。
 その究極が伊勢にある「伊勢うどん」でしょう。極太の麺なのですが、非常に柔らかくてコシがまったくないのです。
 江戸時代には車も電車もありませんでした。みんなひたすら歩くしかありません。おそらく、お伊勢参りのために江戸から伊勢に到着したころには、誰もがへとへとになっていたことでしょう。
 もし、そこで名古屋の味噌煮込みうどんのように硬い麺が出てきたら、食べにくかったと思います。
 疲れているときには噛みたくないということが、よくわかる例といってよいでしょう。
 仕事で疲れた現代人も同じこと。「スタミナをつけよう」などと考えて、固いものを無理して噛んで食べていたら、それこそへとへとに疲れ果ててしまいます。
 胃も弱っていますから、うまく消化することができず、朝になって胃がもたれた感じのまま、気分のよくない目覚めとなつてしまうでしょう。
 夜の食事にそうめん、にゅうめんをすすめるのは、そうした理由があるのです。
  


Posted by wing101 at 11:43NEWS