カタカナのお酒は油のつまみを呼ぶ
ビールを飲むと揚げ物のような油を使ったものが食べたくなります。
興味深いことに、ビールやワイン、ウイスキー、ブランデーといったカタカナのお酒は、油っぽいつまみと相性がいいのです。
とくに、食事といっしょに飲むビールとワインには、その傾向が強くあります。
たとえば、ビールを飲むと食べたくなるのが、唐揚げ、餃子、フライドポテト、ピザといったたぐい。意識してそうした食品を避けようとしない限り、すぐに油まみれになってしまいます。
ワインの場合でも、チーズのような乳脂肪がよく合います。また、刺身のままで食べればいいのに、ワインと一緒に食べるとなると、オリーブオイ
ルをかけてカルバッチョやマリネにしたほうがよく合うのです。
また、中華料理のように油っぽい料理を食べるときは、ふだんは日本酒党の人もビールを欲しがります。お好み焼き、焼きそばとなるとさらにビールがぴったり。
要するに、ビールと油は相性がいいのです。
その点、日本酒や焼酎の場合、冷や奴、枝豆、漬物、刺身というように、あまり考えていなくても、油の少ないあっさり系になります。油っぽいものは、せいぜい焼き鳥まで。たまに唐揚げが加わる程度でしょう。
夜の6時、7時くらいなら、ビールを飲んで油っぼいおつまみ一つ二つとっても文句は言いませんが、10時、11時になると、さすがにやめたほうが身のためです。
少なくとも、ビールやワインを飲むと油が多くなるということを意識しておくことは大切です。意識しないと、連日、晩酌のおともが揚げ物になってしまうからです。
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