長生きしたいならたまには亭主も自分でつくれ

wing101

2017年03月24日 11:23

 いつも奥さんに食事をつくつてもらっている男性も、一度じっくり考えてほしいことがあります。
 食事メニューを奥さんに頼りきっている人も多いでしょうが、はたして本当にそれでよいのでしょうか。

男の“ええ加減”料理はフライパンひとつ [ 石藏文信 ]


 たとえば、奥さんが昼にこってり系のラーメンを食べたとしましょう。そうしたら、夜は自然とさっぱりとした料理をつくります。逆に、昼間に何か用事があって食べる時間がなく、夕食前にお腹がペコペコになっていたら、今度はかなりボリュームのある油ギトギトの料理をつくるでしょう。
 つまり、夕食のメニューは奥さんの事情しだいなのです。奥さんが自分自身の体の声を聞いて、無意識のうちに今の自分に一番適した食事をつくるわけです。
 一方、旦那さんは昼がこってりした中華料理だったとしても、奥さんはその体の声を聞くわけにはいきません。あくまでも奥さん自身の体の声を聞いてつくるわけです。そうすると、旦那さんにとっては夜はさっぱりとした食事にしたいのに、奥さんの都合によってまたもや油ギトギトのメニューになる可能性もあるわけです。
 昔のように、夫婦で農業や自営業をしていれば、同じものを食べていますから、昼と夜とでバランスがとれる食事になりますが、現在ではそれができないのです。昼と夜とでアンバランスな食事をしていたら、旦那さんは生活習慣病一直線です。
 では、そうした問題を解決するにはどうしたらよいでしょうか。
 私は、男も自分で食事をつくるべきだと思います。毎日でなくてもよいので、ときどきは奥さんを休ませて、自分の食事くらい自分でつくるのです。
 そもそも、夜遅くに食べるのですから、こったおかずは必要ありません。冷蔵庫にある漬物や佃煮などの常備食を活用して、あとはせいぜい刺身か焼き魚程度で十分。刺身なら手はかかりませんし、焼き魚くらいは誰でもできるでしょう。
 奥さんも料理をつくる手間が減って喜び、旦那さん自身の健康にもプラスですから、まさに一挙両得。長生きしたければ、男も食事は自分でつくるべきです。

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