最近の一人暮らし会社員の食生活は油まみれ
最近の不況は、ますます油攻めの生活を助長してしまいました。
とくに、一人暮らしをしている人にその影響が大きく出ていると思います。
給料は安くて時間もないので、コンビニで油まみれの弁当や菓子パン・総菜パンを買うしかありません。
なかには安いからといって、朝も昼も菓子パンを食べているという人もいましたが、そんな食生活では遅かれ早かれ健康に問題が出てくるでしょう。
ところがそこで少しでも健康的な食生活にしようと思うと、気の毒にも大変な勘違いをしてしまうのです。このままでは野菜が不足すると考えて、野菜サラダを買うのです。
確かに、野菜を食べること自体は結構です。しかし、生野菜はほとんどが水分だということはご存じでしょう。お湯をかけてみると、ほんの少ししか残らないことがわかります。
付け合わせで食べる程度では、とても「野菜をとった」とは言えません。
しかも、ドレッシング、マヨネーズなどがたつぷりついています。使われている油の量を考えれば、サラダは野菜料理ではなくて、天ぷらやフライの仲間と考えるべきでしょう。
そして、さらに健康に気をつけると、これまた脂肪たっぷりのヨーグルトを買う。
こうして、いいと思ったことが裏目裏目に出て、やがて体に異常をきたしてしまうのです。
その理由はよくわかります。夜遅くに、ご飯を食べると太るという話をうのみにして、さきほどのような食生活をしているわけです。太らないけれども、油はたっぷりとっているというのが共通点です。
重要なのは、ご飯をとらなければ、ほかの食品でカロリーを補給しなければならないということです。
そもそもカロリー源というのは、糖質、脂質、タンパク貿のどれかでとるしかありません。そこでご飯をとらないことで糖質を減らせば、脂質かタンバタ質でカロリーを補給するしかありません。
しかし、タンパク質でエネルギーをとるのはあまり効率的ではないので、結果的に脂質をとらざるをえないのです。
それを一般の食品でまかなおうとすれば、焼肉やステーキ、マグロの中トロをしょっちゅう食べなければならないことになるのですが、経済面からそういう食生活の人は少ないでしょう。そこで結局は、無意識のうちに食用油と砂糖に頼ることになるわけです。
関連記事