夜遅くに自炊するなら近くの定食屋で食べなさい

wing101

2017年02月04日 22:22

 夕食が夜食になったことで、これまでの食生活の"常識"を変えなくてはならなくなりました。
 夕方の6時や7時に食べていた内容と同じものを、夜の10時過ぎに食べていたのでは、必ず体調を崩してさまざまな病気の原因になってしまうからです。

 一番問題なのは、昼食から夕食まで10時間近くも開くことでかなりの空腹になるため、夜にドカンと油たっぷりの食事をとってしまうことでした。 
 寝る前に油まみれの食事をすることで、胃に負担がかかり睡眠の質が悪くなったり、朝起きても消化しきれずに胃がもたれたりしてしまいます。

3行レシピでつくる定食屋ごはん [ 杵島直美 ]


 これを防ぐには、どうしたらよいでしょうか。
 まず、理想的な方法から紹介しましょう。それは、夕方のうちにしっかりと食べてしまうことです。そうすれば、夜遅く家に帰って食べる必要はありません。もし、社内に食堂があれば、そこで食べてしまうことをおすすめします。
 とはいえ、社内食堂があって、しかも夜まで営業している会社というのは少数派でしょう。本来ならば、社員の多くが夜遅くまで働くような会社では、その対策として社員食堂も夜遅くまで開けておくべきです。それができてはじめて、社員の健康が維持できるのではないでしょうか。
 社員食堂がなければ、会社の近くに定食屋を見つけておくことをおすすめします。
 6時や7時に仕事を中断して外出できるならば、定食屋で文字通りの「夕食」をとるわけです。そうしておけば、その後に残業して自宅に帰るのが9時過ぎになっても、空腹になることはありません。もし、自宅に帰って小腹が空いたら、文字通り軽い「夜食」をとればいいのです。
 また次善の策として、帰りがけに定食屋で夕食をとるのもいいと思います。
 一人暮らしの人は、外食より自炊のほうが健康的だと考えているかもしれませんが、食事時間を考えると、必ずしもそうとは限りません。
 9時過ぎに家に帰り、疲れた体で食事をつくり、10時過ぎにドカ食いをするくらいなら、定食屋で食べてしまったほうが、ずっと健康的です。
 これが、食事時間を考えた食生活の新しい"常識"です。
 最近では、油まみれにならないおかずを出す定食屋もよく見かけるようになりました。そうした定食屋を、会社や最寄り駅の近くで見つけておくことが大切です。

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