帰りが遅くなるときの小腹の満たし方
「夕方に仕事を中断して定食屋に行くなんて無理」「やっぱり夕食は自分の家で食べたい」。
そういう人も多いでしょう。そんな人には、夕方に社内で腹持ちのいいものを軽く食べておくという手があります。
つまり、立派な食事をするのではなく、かといって夜の食事に向けて空腹になりすぎないよう、夕方のうちにほどほどに食べてしまおうというわけです。
具体的に言うと、夜の6時ごろにでんぷん質をとることです。たとえば、おにぎりや海苔巻きを買ってきて食べてしまいましょう。そうしておけば、夜遅く家に帰っても、油分の少ない軽い食事で満足できるはずです。
お酒を飲む人ならば、夜は一杯軽く飲んで、つまみを食べるだけで十分だと思います。
できれば、おにぎりの専門店やスーパーマーケットがおすすめです。コンビニとちがって、作り立てが多いので保存の必要がありません。「保存料」の心配をしなくてすむだけいいでしょう。最近はかなり美味しいおにぎり屋さんも増えています。
また、でんぷん質の候補として弁当も考えられますが、コンビニの弁当では油だらけになってしまいます。そうすると現実的には、おにぎりや海苔巻きあたりが妥当でしょう。
ところが、現状では多くの人が、缶コーヒーやお菓子で小腹を満たしています。
「家に帰って食べるのだから、あまりしっかりしたものは食べないでおこう」という考えでしょうが、その結果、油と砂糖攻めになってしまっているわけです。
しかも、たいして腹にたまらないものだから、家に帰ってドカ食いをもたらしてしまうのです。
私は、缶コーヒーやお菓子を全面的に否定しているわけではありません。たまに食べるのならいいのですが、毎日夕飯がお菓子では、いくらなんでもひどすぎると思うのです。
また、仕事の合間に、ほっと一息つくために、「心の栄養」として甘いものをとりたくなるのはわかります。しかし、心の栄養ならば3時かせいぜい4時ごろまでが適当です。6時では、すでに夕飯になっているのです。要は、小腹が空いたからといって、漫然と甘いお菓子に手を伸ばさないこと。自分が、いつ何を食べているのか、自覚することが大切です。
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